改革力 5つのポイント
改革を成功させるには、経営層や従業員の改革力を引き出す必要があります。
次の「5つのポイント」は、改革力を引き出すためにマネジメント層に求めるものです。
理念・ミッション
理念・ミッションは改革の方向性を示し、改革エネルギーを一つの方向に束ねるものです。理念・ミッションは絵に描いた餅になっていないでしょうか? 社員一人ひとりが理念・ミッションに基づいた課題を持ってはじめて共有していることになります。
改革意欲
改革の場では、これまでやってきたことを否定する場面もあります。その時に、経営トップや上司も本気で変えることを行動で示すことが必要です。 行動で示すことが支援となり、支援を感じて初めて勇気を持って一歩踏み出すことができます。
与えられた制約条件の中で答えを出すことに慣れた社員が増えています。 制約条件を理由に一歩踏み出すことを拒む社員もいます。身近なところから制約条件を疑い、破っていくことを上司自ら行動で示すことです。
リーダー自ら、決めたことを曖昧にしないで愚直に進める、妥協しない、ということが変革を進める基本的な姿勢です。愚直に取組む姿勢が改革の成否を決めます。
誇り
自分たちの強みを活かし、存在理由(ミッション)に沿った仕事ができることが誇りを持つことに繋がります。失った誇りを取り戻し、高めることで主体的に改革に取組む意欲が引き出されます。
信頼感・連帯感
全体最適な視点で向き合うことが部門間の信頼感を高め、人と人との向き合い方を変えることが、上司と部下の信頼感を高め、それによって組織内に信頼感、連帯感ができます。 信頼感・連帯感が改革を実行する大きな力となります。
従業員の成長
従業員の成長が改革の力となります。同時に成長の実感が組織に対する求心力を高め、組織に対する貢献意欲が高まります。 そして、その貢献意欲が変革を進める力となります。