69歳介護士奮闘記〜いつもと変わらない風景が私たちの支援の成果
2021/06/27
2020年4月8日のメモにこう書いている。
おやつ時、一つのテーブルを囲むようにHさんご夫婦とYさん、Sさん、Kさん、の5人がおやつを食べながら楽しそうにお話をしている
そして、昨日、2021年6月26日、同じ風景が見れた。
おやつのワッフルと紅茶を飲みながら会話やカラオケを楽しんでいる。
約一年3ヶ月経っても変わらない風景。
認知症も含めて改善されることはなく進行を抑えるだけ。
そのためには持っている機能を出来るだけ使ってもらうこと。
たとえ遅くてもその人がやり終えるまで見守ること。
一年3ヶ月前の風景と変わらない言うことも私たちの支援の成果ではないかと考えたが、独りよがりだろうか。
ただし、目を周りに移すと、いるべき人が数人いない。
常にテーブルをトントン叩いているIさん、いつも「お願いします」と言っているIさんはいない。
お亡くなりになったのだ。
一年3ヶ月前の4月8日の時点ではこんなことを考える余裕もなく仕事を覚えることで必死だった。
おやつの後は、片付けと記録、排泄、掃除や洗濯、見守り、などをやり夕方の申し送りに出てその日は終了した。
カテゴリ:介護の仕事