69歳介護士への道~あらたな発見がありました
2021/06/21
2020年4月4日 2日目
施設長と一緒に動くように言われる。
施設長から「手塚さん、できるわよね」と言われて特に排泄介助を一人でやり始めた。
それがきっかけで、施設長やMさん(最初に教えてくれた人)日は他のスタッフの聞いて一人でやることが多くなった。
8時15分からの朝の申し送りに出て1日が始まる。
9時から排泄に回らないでフォローで見守りをするように指示される。
ご利用者がフロアーにいる時には必ず見守るスタッフが必要だ。
過去にスタッフが目を離した時に転倒する事故が起きている。
車いすから立ち上がって転倒することが多い。
新聞やコップを床に落としてそれを拾おうとして転倒、尿意を感じてトイレに行こうとして動き出し転倒、など、
車いすに乗っているが椅子から立ち上がろうとする人に対応したり、居室からのコールに対応するのが役割だ。
居室に戻らずしばらくフロアーで過ごされる人は4人。
2日目になると少しづつ利用者さんも介護スタッフもどういう方か見えてくる。
4人の様子を観察しながら他のスタッフがどのような動きをされるのか観察というか行動調査をし、メモをとる。
フロアーに残った4人の内、介護スタッフによって居室に戻り排泄介助を受け始めたり、「お風呂ですよ」と言われて風呂場に誘導される人もいた。
お風呂もあるのだ。後々、入浴介助をすることにもなる。
朝食後、居室に戻らずフローに残った理由は排泄介助待ち、入浴待ち、だった。
利用者さんによっては居室で排泄介助を受けた後にもう一度フロアーに戻ってくる人、戻らない人、それぞれ違った。なぜそう違うのかその時は遠慮して聞けなかった。
その違いはスタッフによっても異なり、後日、どうしたらよいか苦労することになる。
しばらくして、お昼に飲む薬のチェックを依頼される。看護師さんとダブルチェックする。
引き続き、見守りをしている間に他のスタッフから「食事介助や排泄介助、コーヒー出し、以外にも、洗濯、ゴミ出し、掃除、食器洗い、などやることがたくさんありますから、他のスタッフのやっていることをよく見て覚えてね」と言われ必死でメモをとった。
12時から昼食介助するが、誤嚥が怖くて思うようにうまく促すことができなかった。このことも、うまく食べさせることができないで悩むことになった。
休憩し、おやつを出し終え、おやつの介助を起こったあと3時から排泄に回った。
施設長と一人の男性Oさんの排泄介助を行う。
この方は、機嫌が悪いとスムースに排泄介助させてもらえない。ズボンを下ろすのを手を出してきたり、両足をわざとピーンと伸ばして足を開いてくれない。
それ以降Oさんの排泄の時には機嫌を損ねないように気を使いながら介助することとなる。
時には、どうしても排泄介助させてもらえず、他のスタッフに手伝ってもらったことが1回だけあった。
その後も、Oさんの排泄介助の時はうまくいかなかったらどうしようかとドキドキだった。
Oさんは今年に入ってお亡くなりになったが、入所されたばかりの時はとてもダンディな方で洋楽を好まれていたと他のスタッフから聞いた。
また、ゴルフがお好きだったと聞いたのでゴルフのことを話すなどしてコミュニケーションをとった。
Oさんの排泄介助が終わった
その後、夕食にむけて居室からフロアーに誘導し始める。
ご利用者さんの体に触れることをためらいながら移乗を手伝う。
17時15分から夜への申し送りに参加し、終わって3Fに戻ると17時30分を過ぎようとしていた。
Mさんから「もう時間だから帰っていいですよ」の声掛けで3Fを降りた。
施設を出て駅まで徒歩、電車に乗り鶴ヶ峰で降りて、バスに乗って終点まで、その後徒歩で自宅に帰った。
途中電車の中で利用者さんのことを思い出しながらメモをした。
M田さん、今日はTVから流れてくるミーシャさんの歌をジーっと聞いていた。TVを聞いているM田さんのところにYさんが携帯酸素ボンベパックを乗せたカートを引きながら来て声をかけていた。
Yさん「M田さんは前は元気だったのにどうしたんだろう。3年前は私と一緒に元気だったのよ」とおっしゃってご自分の居室ももだった。
Yさんは先月(2021年5月)お亡くなりになった。M田さんは現在も以前より認知症が進んだがお元気に過ごされている。
Sさん、日中は車いすでフロアーに出てこられ新聞をご覧になっていた。天声人語が好きだとおっしゃっていた。
Oさん、今日初めて排泄介助させていただいたが、フロアーに出てられて食事を待っている間、私の顔をジーっと見ておられる。なんだろう?
I部さん、食事を待っている間にテーブルをトントンとたたきながら「お願いします!」と大きな声を出される。なんだろう。
Kさん、居室に戻っても自分で車いすに乗って居室のドアを1/3ほど開けて、フロアーをジーっと見ている。その時、決まって右の靴を脱いでいる。靴を履かせてあげても、気づけば脱いでいる。なぜなんだろう。
いろいろ新たな発見がありました。
カテゴリ:介護の仕事