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手塚利男のブログ

いすゞOBとして誇りを感じた日

2017/07/20

いすゞプラザが今年4月にオープンしました。

http://www.isuzu.co.jp/plaza/

いすゞOBとして興味津々、早速7月3日に友人と見学しましたが、その時は、懐かしさのあまり設計や生産技術、製造技術、などの技術論議に熱中してしまいじっくり落ち着いて見学ができませんでしたので、昨日(7月19日)、もう1度見学をしてきました。

いすゞプラザー1

いすゞプラザー2

免許を取って真っ先に購入した車が117クーペでした、

当時、山形と青森に帰った時に「外車を買ったのか」と言われました。

懐かしい車です。

117クーペ

 

実は5月にいすゞプラザを企画運営に関わったIさんからオープンのお知らせをいただきました。その時にどんなコンセプトでいすゞプラザを作ったのかIさんにお話を伺いました。

Qコンセプトは?

  • 広くいすゞを知ってもらう
  • 地域貢献。小学生の教科書に車づくりのページがあり地域の学校から工場見学希望が多くそれに応えたい。
  • (従業員の)家族や仲間に自分たちの自慢をしたい。

 

Qこだわったことは?

ミュージアム風にはしたくない。

 

Q何人で取り組んだの?

約70人。全部門には職制を通して依頼したが基本は手上げ方式で集まった。

社内の人間が70人と文化空間づくりが得意な外部業者でいくつかのチームを作って取組んだ。

 

Q外部の会社との連携は?

外部の会社がビックリしたそうです。それは、いすゞは全社的に動くこと。

多くの企業や団体が取り組むときには代表を決め、その代表メンバーが代表窓口となって社内の意見をまとめるというやり方だそうですが、いすゞの場合は自主的に手を上げた人が最後まで直接関わってくることにビックリしたそうです。

意見がなかなかまとまらない時には「センターになる人を決めてください」と言われたそうですが「いすゞはそういう会社ではありません。みんなで決めていきます」と返したそうです。いすゞの風土はみんなでやる。

 

Qトヨタや日産のようにいすゞの歴史を作ってきた実車が少ないと思うが?

企画で工夫した1つに「80年の歴史を実車9台でどう見せるか」があった。

トヨタや日産のように歴史を語る過去の車を多く保管してこなかったので、少ない台数で80年という長い歴史を見ていただくことに工夫した。

工夫した例として、110台のミニチュアカーで対応しようと思ったが市販されているものが少なかったので、53台を外注、33台を社内のプラモデル元少年有志で作った。

 

Qジオラマなども作ったの?

架空の都市を作って、日常生活を支えるトラックやバス、ごみ収集車、など走り回る1日の風景を再現した。車660台展示。その内200台がいすゞ車。実際に45台の車が信号で止まったり、ウィンカーを出して曲がったり、火事が発生したときは消防車と救急車が出動する。社長からは「やりすぎだ(笑い)」と言われたとのこと。

 

コンセプトの「(従業員の)家族や仲間に自分たちの自慢をしたい」が好きです。

いすゞOBとして嬉しく誇りに思えました。

カテゴリ:ほっと一息

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