久しぶりに「そうだろう!」という本に出合った
2015/03/23
ときどき、面白い本に出合う
一カ月前に読んだ「明治維新という過ち」も面白かった。
この本を読んでから今NKH大河ドラマ「花燃ゆ」の見方が変わった。
「明治維新という過ち」についてはいつか感想を書きますが、一言だけ書けば、
歴史上の英雄伝は誰かの意図で作られるということだと思います。
違う角度からみるとかなり違ってみることができますね。
今日は「そうだろう!」という本に出合ったという話です。
「トヨタ生産方式の逆襲」(鈴村尚久・文春新書)
という本です。
この本のあとがきには、
製造現場の業務効率だけを改善して、業績を一時的に回復させたとしても、それは見せかけに過ぎないということです。企業である以上、製造現場は組織全体の一部に過ぎません。設計、調達、物流、営業などの部門とお互いに切磋琢磨の火花を散らす改革を断行してこそ、真の業績向上につながるのです。
また本文では、
上記を実現させるには組織の風通しを良くして部門間のコミュニケーションをよくしなければなりません。
と書いています。
私も「そうでしょ!!」と思いました。
私はいすゞ自動車で一時期トヨタ生産方式をモデルにしたいすゞ生産方式の構築に工場側のスタッフとして9年間関わりました。
トヨタグループのOBの方をコンサルに招いて指導も受けました。
そういうこともあってトヨタ生産方式のコンサルタントについては納得も疑問も両方持っている一人です。
トヨタ生産方式といって生産にだけ目が向けるのは疑問がありました。
そういうコンサルの使い方をされる経営者にも疑問がありました。
製造を起点にして上流(設計、営業、調達)と下流(物流)へと目を向けることが大切だと思います。
この本の概略をあるメーカーの会長に話したら、「私が普段、言っていることと同じだ」と仰っていました。
早速、経営幹部の方に読ませようと仰っていました。
早速、私も風土改革の支援をさせていただいている方に紹介させていただきました。
㈱プロフェスのホームページをリニューアルしました
カテゴリ:ほっと一息