文章にリアリティを出すためにやったことがお笑い芸人ピース・又吉さんと同じ、私も失敗した
2015/03/19
今、中間管理職を元気づけるための「中間管理職の応援歌」を書いていますが、上手く書けない。
目次構成ができるまで半年、それから数か月経つのにまだ進めない。
実際の見本原稿として書いてみると、崇高な視点から書こうとしている、上から目線、コンサルチック、になっていると言われる。
その言われたことすべて、私の嫌いなことなのに、実際に書くとその指摘の通りになってしまう。
じゃ、どんな内容にしたいのかを編集担当者と話をしていると、「それそれ、手塚さんらしいそのトーンで」と言われるが「?????」だ。
私はいすゞの総務部長時代にお付きあいでゴルフをやったことがあるが、前に池があるから、前にバンカーがあるから、と、意識するとほぼ100%の確率で池やバンカーに入ってしまう。
これと同じで、「そうしないようにしよう」と意識した通りの文章になってしまう。
先日、TVでお笑い芸人ピース・又吉さんの鋭い観察眼と独自の文体がどうやってできるのかを紹介していました。
まさに私の今の悩みとピッタリだったのでその部分だけで録画して観ました。
私と同じことをやって失敗した例では、思わず「そうでしょ!!」とTVに向かって言ってしまいました。
それは、
本の中で、居酒屋で飲んでいるシーンを書くために、店にパソコンを持ち込み、酒を飲みながら書いたそうです。
翌朝、その文章を見たら「なんじゃこれは!」という内容だったという話です。
皆さん(一緒にしては失礼)も同じことをやるんですね。
私も同じ失敗をしました。
上手く書けないので、編集者が「同じ目線で、悩んでいる中間管理職の人と居酒屋で一緒に飲んでいて、その人に語りかけるような感じで書いてみたらどうですか」というアドバイスをいただきました。
居酒屋まで行かなくてもと思い、たまたま自宅で夜、一人で食事をする機会があったので、酒を準備し、居酒屋で呑んでいる情景を再現しなからパソコンに向かい書いてみました。
出来たものが良いか悪いか、判断できず、再度編集担当者に見てもらったら、
「手塚さん、これ、私たちを説得しているような感じになっていますよ」と、
確かに居酒屋で説得したかもしれない。
失敗でした。
前回の編集打合せから一カ月経ってしまいましたが、
気を取り戻して再び書き始めています。
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カテゴリ:出版