技術者と技述者
2015/02/22
こんにちは、ようこそ「手塚利男のブログ」へ。
昨年、12月以来のブログです。
最近、仲間内で議論して感じたことを書いてみます。
私が一緒に仕事をしている仲間たちが自分たちの会社の経営体制について議論しています。
私もその会社ができたときからの付き合いなので語論に参加させてもらっていますが皆さんとても勉強しているので論が凄く感心します。
しかし、その論の素晴らしい人たちが集まっても論と実際が大きく違っているから議論になっているのではないか、疑問も・・。
その場に参加させていただいて、いすゞ時代を思い出しました。
私がモノづくり革新推進の仕事をしていた時に、元トヨタグループの方から「技術者と技述者」の違いについて話をしてくれました。
「技術者」とは技術を役立てることを仕事にしている人。実際の現場で活かしている人で、
「技述者」とは技術という知識を述べることが上手いが実際の現場には活かしていない人、
だそうです。
君たちは技述者か?カタログエンジニアか?などとも言われていました。
自分たちの会社の経営体制について組織論を語ってもその組織論を自分たちの会社の組織運営に活かしていなければ「技述者」ではないかな・・・。
そう思ったので、思ったら言わなくては気持ちが悪くなる私は、メンバーに「技術者と技述者」について話をしました。
一部のメンバーに強く賛同していただいたが、これは私にも言えることです。
手塚利男
カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと