脅しや緊張状態にして無限の能力を引き出すことはできない
2013/02/18
先週の木曜日、たまたまですがNHK総合「地球イチバン」(毎週木曜日 午後10:00~10:48)を途中からですが見ました。
世界最大のサーカス集団「シルクド・ドゥ・ソレイユ」の創設者の言葉、「ノーリミット」・「人間に限界はない」をキーワードにして「常に挑戦し続けることの意味」について、須藤元気さん、三輪明明宏さん、宮本亜門さん、の三人が自分の体験に基づいて語っていました。
「シルク・ドゥ・ソレイユ」のトレーニング風景が紹介されていました。
ものすごく厳しく体罰的な言動のコーチの下で激しいトレーニングをしていると思っていたらまったく違っていました。
話の中で、「舞台監督の中で、激しく叱り飛ばして演技指導する人がいるけど、本当にその人の持っているものを引き出せるかというと疑問だなあ」と三人の話に共感。
これも偶然ですが、2月17日フジテレビ「ザ・ノンフィクション おかえり~優しすぎるボクシングジム」13:00~14:55 を見ました。
川崎にある新田ボクシングジムが舞台。
「その気になるまで待つ」というジムの姿勢に最近、話題になっている部活での体罰問題、本当にスポーツに体罰は必要か?と考えさせてくれる内容でした。
会社の中でも体罰ではありませんが、体罰的な言動で指導する場面がありました。
指示された活動や改善ができていないと、外部の改善コンサルタントと口調を合わせるようにして社内の役員・推進者が部下の前で現場の責任者に体罰的な言動で指導する。
指導する側は情熱を持って指導しているというが・・・。いじめに近いやり方を見て「私にはできないな」と思ったことを思い出しました。
私は今も、脅しや強制、体罰的な言動で相手を奮い立たせて限界に挑戦させることはできないと思っています。
私のコンサルティングスタイルは先のやり方とは真逆にありますが、このスタイルも契約していただくお客様に理解していただかないとできないことです。
今回見た2つのTV番組は偶然ですが、私のコンサルティングスタイルで良いのではないかと思わせてくれるものでした。
手塚利男
株式会社プロフェスのミッション:
『健全な風土づくりから健全な組織・社会をつくる』
★手塚利男の『ギスギスした職場はなぜ変わらないのか』(Nanaブックス)
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カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと