大手企業の教育・研修の課題
2012/10/16
大手企業になると教育や研修部門があり各種マネジメント研修や問題解決手法、コミュニケーション力向上、など、組織活動で必要なことは、至れり尽くせりで研修を行っています。
しかし、企業の現場で目にするのは、上記の至れり尽くせりの研修が活かせていない実態です。
次期経営幹部育成研修から帰ってきても、職場に戻ればこれまでと同じ仕事の仕方をしている。
問題解決手法を学んできたはずなのに、その手法が発揮されない。
大手企業は体力があるので教育予算や時間もあります。
しかも、予算があるために研修そのものを外部に任せている。
任せているために、外部からは組織内の実態が見えないために“あるべき論”的な研修内容になっているように思います。
豊富な教育・研修メニューが並び、それでやったつもりになっている。
しかし、組織活動に問題があると経営側から指摘されると、また新たな研修メニューを名高い研修会社に委託する。
社員にとってはいろいろな研修を受ける事ができて幸せだと思いますが、実践しない限り自分のものにならない。
実践する機会を与えてあげれば良いのですが・・・・。
大手の教育・研修担当者はもっと現場に入り込んで何が問題か、なぜ、教育・研修をしたことが現場に活かされないのかを考えてみてもよいと思います。
問題の本質を見失っていると思います。
株式会社プロフェスのミッション:
『健全な風土づくりから健全なマネジメントを実現する』
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カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと