下位層からの改革は可能か?
2012/03/17
先日の組織変革のセミナーで「下位層からの改革は可能か?」という質問をいただいた。
この質問に対して以下のように答えました。
最初から大風呂敷を広げるような改革をするよりは自分たちの責任範囲でできるところから取組む。
小さな改革をして、成果を見せて、そこから活動範囲を広げていくこと。
またQCサークル活動があるなら、その活動を利用する。
例えば、
QCサークルで取り上げるテーマをチャレンジングなテーマにする。
また、既存のQCサークル活動が形式的な進め方になっているとしたら、サークルの場を本音で話し合いができる場とし、本質的な問題、根っ子の部分に相当する問題を顕在化して改善する。
更に、今回、セミナーを受けたことを理由に、講師からこういうことアドバイスをもらったので、こういうテーマで取組みたいと提案してみる。
私が前の会社に勤務していた時、工場革新の進め方に多くの批判がありました。
推進側の私も、工場革新の目的は良いと思っていましたが進め方に疑問を持っていました。
そして、私は、職場の小集団活動を利用して、テーマを「本物の工場革新活動にする」をテーマに製造部門の人たちを巻き込んでホンネで議論しました。
改革は、入口は小さく、変化を見せながら改革活動を広げていく。
そうすれば、経営トップが改革の旗をふっていなくても改革はできる。
一歩、一歩、・・・。
私のミッション : 「出会いから変革の想いに火を灯す」
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カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと