東日本大震災の地にはじめて立って思うこと
2011/09/19
今日、生まれて初めて震災被災地のボランティア活動に妻と参加しました。
個人で支援活動した経験もありませんでしたので、旅行会社が企画するボランティアツアー参加。
他人はそんなのはボランティアなの?というかもしれませんが、私なりの、東北出身の、今、できる参加でした。
立った地は岩手県陸前高田市気仙町。
私たちが割り当てられた作業は、廃棄物の撤去と草刈り。
依頼主は、ご老人でした。
家も田も全て津波に流され、仮設住宅に住んでおられるとのこと。
最近までは、全て失った悲しみから何もやる気が起きなかったと言います。
そして、今、もう一度、今度は畑でも少しやってみようという気持ちになったそうです。
そこで、津波によって壊された田んぼをまずは綺麗にしたい。そのためには、瓦礫やこの半年で覆い尽くした雑草を取り除きたい。
そういう思いでボランティアセンターに依頼を申し込まれたそうです。
私たちが瓦礫や雑草を取り除いたとしても、直ぐに畑がきるとは思えませんが、大勢の人が瓦礫や雑草を取り除いた活動が、「もう一回やってみるか」という気持ちの1部になればと思います。
雨の中、「ここに生活があったんだなあ、ここに田んぼがあったんだな、それを津波が奪ったんだ」と妻と一緒に自然の脅威を感じながら黙々と作業を行いました。
元は田んぼしたので、稲がところどころに生えていました。
雑草と一緒に刈ることは忍びなく残すことにしました。
自然ってすごいですね、こうして稲が生えてきます。
作業後にボランティアセンターに戻る時に目にした光景、海から遙かに離れているのに、ここまで津波がくるのか、凄い津波の威力です。
明日は、活動2日目、どういう作業になるのか分かりませんが、妻と二人で無理せず、出来ることをしたいと思います。
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カテゴリ:時事問題