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手塚利男のブログ

経営側も思考のプロセスを見える化し社員と共有する必要がある

2010/12/14

先日、20数年お付き合いさせていただいている会社の全員参加の定例会議に参加させていただきました。

 

その会社は、50名弱の会社です。

 

一昨年前から、若い人たちで経営するようになりました。

 

今期も残すところあとわずかとなりましたが、経営の軸の見直しがありました。

 

二ヶ月前から見直しの話が出て、具体的な動きがあり私は第三者的に見ていましたがどうも引っかかるところがありました。

 

経営側からこのように変えたいと話はよくわかりましたが、今年度に計画したことがなぜ上手くいかないと判断したのか、何をやって、何が良かったのか、何が問題になったのか、その原因は何か、といった、「P」はありましたが「D」と「C」が社員には見えていないようでした。

 

私にも見えませんでした。

 

1人社長で1人社員なら、自分の頭の中でP-D-C-Aを回せば良いですが、2人以上の組織になった時には、「自分の頭の中でP-D-C-Aを回せば良い」では済まなくなります。

 

今回の会議でも、その点を社員の一部にも疑問視するような発言がありましたので、私のようなオヤジが余計なことを言って申し訳ないと思いながら指摘させていただきました。

 

これまでは、そこそこのマネジメントでも経営が上手くいき、上手くいっていれば社員も疑問を持たないでついてきたかもしれませんが、売り上げがおちて先行きに不安が見え始めると、経営側もしっかり考えたことを社員に「見える化」する必要があります。

 

いろいろ議論があった後に、もう一度、経営の「P-D-C-A」のプロセスを共有するために議論することになりました。

 

会議が終わった後に、若手から「経営側に指摘をしていただいてありがとうございました」と言っていただきましたが、私のようなオヤジが言わなくても、若手の人たちも率直に発言ができる会社になってほしいと思いました。

 

 

 

 

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