十字架
2010/02/20
友人から紹介された本 重松清著 「十字架」 (講談社刊)を読みました。
内容は、中学校でのいじめ、そのいじめによって自殺した生徒、自殺した生徒の家族、いじめた生徒とその親、いじめを見て見ぬふりした生徒とその家族、学校の教師、マスコミ、“自殺”を背負って生きていくそれぞれの人たちが描かれています。
友人は私の「ギスギスした職場はなぜ変わらないのか」を読んで、「十字架」という本を読んでみてはどうかと勧めてくれました。
会社という限られた職場で人と人との関係の問題が多くあります。例えば上司からパワハラを受けている仲間を見ても見て見ぬふりをしているなどです。
そういう人間関係はすでに小学生や中学生の時から起きている。その時から変えないと会社の職場だけに目を向けても、本質的な改善はできなのではないかと友人は言いたかったのだと思います。
(記:株式会社プロフェス 手塚利男)
カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと