「何をどうやるか」より「何のためにやるのか」を先に考えることが大事
2014/10/30
「何をどうやるか」より「何のためにやるのか」を先に考えることが大事です。
やることは決まっているのだから早くやろう、何のためになんて考えることが無駄じゃないの?と考える人は多い。
今日はある会社で「中計経営計画(以下「中計」)」をテーマにオフサイトミーティングを行いました。
いきなり中計の中身について議論しそうになったので「そもそもなぜ中計を作るんでしょうか?何のためですか?あなたにとって中計は何ですか?」と質問させていただいた。
さあこれから本題に入ろうという流れに竿をさすような質問だったと思います。
その場が一瞬「何のため? 必要だからだろう」とか「上がつくれと言っているんじゃないの?」という空気になりました。
何をやるにしても大事なことはやる前に“何のために”と考えることは大事なことなのです。
ここをしっかり話し合っておかないと、これから時間を使って議論するときに、
「こんな忙しいときに時間が取られる」という不満、
「どう作ればいいんだよ」という受け身の姿勢、
ただ作れば良いんだろうという態度、
と、レベルも足並みもバラバラになってきます。
そんな時にもう一度、「そもそも何のために中計を作るんだっけ」と問うと外れそうになったレールに早く戻すことができます。
手塚利男
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カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと