組織風土改革を重視する経営とは
2013/08/09
業界のトップシェアを持ち、業界の利益総額の9割を占めるダントツの企業があります。
その企業の風土改革を10年以上支援していますが、先日、その企業の経営者となぜ風土改革に取組むのかについて意見交換しました。
その時に強く印象に残ったのは、
「今の状況に甘んじ、経営者が守りに入るのであれば風土改革は必要ない。組織内に混乱が起きるのを嫌うと思います。しかし、私たちは常に“変革の揺らぎ”を仕掛けていますから常に風通しの良い組織環境(風土)づくりが必要です。」
とおっしゃったことです。
経営者の多くは、組織風土に着手する前に人材育成など仕組みや制度の見直しが先だという考えをされています。
私は仕組みや制度の改革や人材育成と組織風土改革はセットで行うことが大事だと思います。
そういう意味では、もっともっと多くの経営者の皆さんに組織風土改革の必要性を訴えていくことが私たちのミッションだと思っています。
手塚利男
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カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと