「ギスギスした職場はなぜ変わらないのか」(文庫版)で伝えたかったこと。その1
2013/05/27
「もっと挑戦しろ!」「挑戦的な課題に取組め!」「意識改革しろ!」などと社員を刺激する勇ましい言葉が上からは雨のように降ってきます。
セミナーや講演でもそのようなテーマを選んで、社員を送り込んでいるようです。
しかし、実際に挑戦的な行動を取ったときに周囲の反応、上司の反応はどうでしょうか?
「自由にどんどんやってほしい」という声も良く聞きます。
しかし、「自由にと言われても・・」と戸惑う社員の顔もあちこちに見られます。
「自由に・・と言うが本音ではないだろう」と、
「結局は、上司が考えられる、許容できる範囲での自由ではないか」と、受け止める社員もいます。
そして、改革は起こりません。
私は、今回の「ギスギスした職場はなぜ変わらないのか」(日経ビジネス人文庫)で伝えたかったことの1つは、本当に自由にやらせてくれた会社があり、自由にやって良いと言われて本当に自由にやった、ということです。
それを、文庫版では増補という形で最後の章「私から見た『いすゞの風土改革物語』」で書きました。
もっと自由に明るく楽しくやらせてあげれば改革しろと言わなくてもお客様の近い現場から改革が起きます。
大事なことは、その時に邪魔しないことです。
手塚利男
★ 日経まナビ!「今週のイチ押し書籍」で「ギスギスした職場はなぜ変わらないのか」
(日経ビジネス人文庫)が紹介されました。(2013年5月13日)
★手塚利男の『ギスギスした職場はなぜ変わらないのか』(Nanaブックス)
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★通信教育用テキスト本『活気あるチームのつくり方』手塚利男/アイ・イー・シー
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