上司は「そのくらいは自由にやればいいのに」と言うが
2013/05/24
風土改革支援先で上司に、部下が「ザックバランに話し合いたい」と言う意見があることを伝えると必ずと言っていいほど「そのくらいは自由にやればいいのに・・」と言う返事が返ってきます。
確かにサックバランに話し合うことぐらい主任クラスなら自分達で決めることが出来るはずだと思っているのです。
確かに上司からみると”そのくらい”なのです。
私もそう思います。
主任ですからそのくらいの時間を確保できると思います。
しかし、“そのくらい”が出来ない状況になっているのです。
“そのくらい”を主体的に出来ない雰囲気になっていると考えなければいけないのです。
なぜ出来ないのかと考える必要があるのです。
同じことが上司にも言えます。
上司にとっての“そのくらい”が出来ないのです。
ですから、いつも私が上司の皆さんに「まず皆さんが“そのくらい”を自由にどんどんやって見せてください。そうすれば、部下の主任の皆さんも自分達も“そのくらい”をどんどんやってもいいんだと感じてくれます」と。
いくら“そんなこと”でも、常に上司の顔色を見て、やってもいいのか、しかられないか、と考えています。
解決策は一つです。
上司が行動で示すことです。
上司が行動で示せば「やってもいいんだ」と、部下も安心して行動できます。
口だけではだめです。
多くの支援先で感じるのは、上司が自ら行動で示していないことです。
是非、行動で示してください、上司の皆さん。
手塚利男
株式会社プロフェスのミッション:
『出会いから改革の思いに火をともす』
★ 日経まナビ!「今週のイチ押し書籍」で「ギスギスした職場はなぜ変わらないのか」(日経ビジネス人文庫)が紹介されました。(2013年5月13日)
★手塚利男の『ギスギスした職場はなぜ変わらないのか』(Nanaブックス)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901491873/
★通信教育用テキスト本『活気あるチームのつくり方』手塚利男/アイ・イー・シー
http://www.iec.co.jp/products/course/business_skill/tu-04790/tu-04790.html
カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと