ギスギスした職場はなぜ変わらないのか(日経ビジネス人文庫)の宣伝です
2013/05/03
今回は本の宣伝ですみません。
ギスギスした職場はなぜ変わらないのか(日経ビジネス人文庫)は本日発売でした。
文庫版では「私から見た『いすゞ風土改革物語』」を加筆しました。
内容は今の時代に通じる教訓をお伝えし、職場全体の雰囲気を変える風土の本質的な改革を目的に、1人からでもできる実践手法を示しています。
以下、目次です。
<目次>
まえがき
■第1章 なぜ、職場がギスギスしているのか?
原因1 成果主義による反動で、全社員みな競争相手
原因2 わかり合えない世代間ギャップ
原因3 仕事のスピード化・効率化で中間管理職が消失
原因4 ゴールの見えない競争を強いられる
原因5 一方的に通告するメールで、コミュニケーション不足
原因6 管理・人材育成のコスト削減で管理職不在に
原因7 目立つ人材ほど切られる大量リストラや人員施策
原因8 協力より自らのスキルを磨く「プロ化」が加速
原因9 変わる風土がないのに、強引に進めた過去の改革
原因10 仕組み作りが先行し、運用できていない
■第2章 ギスギスした職場が変わらない「本当の理由」
・なぜ改革や制度、ルールの導入がうまくいかないのでしょうか?
・なぜ、会社は変われないのか?
・風土を変えなければ、会社は変わらない
・成長する企業には、ワクワク働ける風土がある
・誰もが「ワクワク」働ける職場とは?
・全社員のモチベーションは上がらなくてもいい
・「社長との対話の場」作りの秘訣
・堂々と不平・不満を言える環境が職場の「対話」を生む
・「感情」を理解しないと、人事制度は運用できない
・部下や後輩を持った瞬間から、誰もが「人事に関わる一員」
・「風土改革」なくして職場は変わらない
■第3章 誰でもできる! 風土改革「七つのフレームワーク」
フレームワーク1 「カベ」を低くする
フレームワーク2 「情報」の流れと中身を変える
フレームワーク3 人の「見方」を変える
フレームワーク4 思いをネットワークで「共有」する
フレームワーク5 やり取りの「方向」を変える
フレームワーク6 「制約条件」を疑ってみる
フレームワーク7 「個の主体性」を高める
■第4章 【実例】ギスギスした職場がこうして変わった!
CASE1 いすゞ自動車の場合――「やりたい人がやる」から始める
CASE2 大手精密機器メーカーA社の場合――「モノが言える集団」に変える
CASE3 国内シェアNo.1 計測機器メーカーB社の場合――組織の「限界」をどう乗り越えるか?」
CASE4 大手製造メーカーC社の場合――小さな異変を見逃さずに職場風土を守る
■第5章 風土改革が成功する「秘訣」とは?
・「変革型人材」を再生産する仕組み
・正解より「自分で考えさせる」マネジメント
・「議論する場」がないと改善の気づきも生まれない
・「立場の弱い人」は問題の本質に気づいている
・キーマンの攻略法
・経営・人事・研修の「三位一体」改革
・風土改革に「終わり」はない
■第6章 保存版 職場が活性化する「すごい仕掛け」
STEP1 土壌づくり
・自然に「会話」を取り戻す
・会話を仕掛けて「キーマン候補」を探す
・会話のきっかけになる「生き物」を持ち込む
・月例会議などで「誕生日の人」を紹介する
・宴会で座る席を「出身地別」で決める
・「反対しづらい」提案をする
・お土産やお菓子を配って歩く
・オフィス「ピカピカ・タイム」をもうける
STEP2 種まき期
・キーマンを探す
・小さな「ルール改革」を提案する
・季節の「行事」を行う
・気軽に話せる「場所」を作る
・ふるさと名産品パーティー
・書類やお知らせは「配布」しない
・新人が来たら、一人ひとりと「面談」する
・話し合う場は、「話しやすい場所」を選ぶ
・リメンバー・ベスト・スマイル
・ざっくばらんミーティング
・会議の司会を「当番制」にする
・席次にこだわらない座り方をする
STEP3 育成期
・「会社の費用」で談話する
・会議の前に「場を和ませる」時間を持つ
「指示・命令」「意見」「感想」を明言する
・「禁止事項」を決める
・会議の「テーマ」をリクエスト形式にする
・会議室に「名前」をつける
・プレゼンをする人が資料を作る
・「おだまり!」カード
・会議の後に「二次会ミーティング」をもうける
・有志の集いは「伝え方」を工夫する
・一日三十分でも「ブラブラ社員」になってみる
・一堂に「顔を合わせる」機会を積極的に作る
■文庫版巻末増補――私から見た『いすゞの風土改革物語』
・私が風土改革に関わったきっかけ
・社長が「やらせの改革」に見切りをつけ、本気で風土改革に取り組む
・自ら工場一〇〇人委員会の世話人になる
・社長・経営陣の本音のメッセージで社員は主体的に動く
・会社の世話人として活動
・社長・経営陣と社員の対話の場づくり、自主企画・自主運営活動の支援
・いすゞの風土改革のその後
誰かが一歩踏み出さないと改革はできません。
この本を読んでいただき、一歩踏み出す人が1人でも多く出てほしいと思います。
手塚利男
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