大企業の風土改革のヒント
2013/04/27
昨日の夕方、久しぶりに近所のプールに行き、水中ウォーキングをやりました。
最近、日程などが合わずすっかりスカッシュから遠のいてしまい、体がタブついてきました。
本当はジョギングをしたいのですが、足を痛め易いので長時間できません。
私はあまりプールは好きではないでのですが、体がダブつくより良いかなと思い、プールに行きました。
水中ウォーキングはどのくらいの時間できるのかなと思いながら続けていたら2時間、プールから上がったら、こんなに体が重いのかと思うほどズシっと感じました。
本題に入ります。
先日、久しぶりに 「なぜ会社は変われないのか」(柴田昌治・日経新聞社)を読みました。
理由は、今、支援させていただいているお客様の中堅層のコアメンバーに「なぜ会社は変われないのか」を次回のミーティングまでに読んでいただくようにお願いしたからです。
「なぜ会社は変われないのか」は1998年1月に出版されました。日経ビジネス人文庫からは2003年11月に出版されています。
「なぜ会社は変われないのか」はいくつかの風土改革事例をミックスしてドラマ仕立てにした本ですが、6~7割はいすゞ自動車の事例をさらにぼかして使っています。
原稿段階で何度も読みましたので、初めて読んだときよりはインパクトは強くありません。しかし、当時、大ヒットしたことは納得できます。
さて、久しぶりに読んで感じたことは1万4000人(1996年)の集団を改革に向かわせたやり方や仕掛けのポイントは「なぜ会社は変われないのか」には入っていないということです。
当時、あえていすゞ自動車のことではないという見せ方をする必要があったことと、読者には中堅企業の事例という見せ方のほうが受け入れやすいと考えたのではないかと思います。
大企業の事例と中堅企業の事例をミックスしたドラマ仕立てにしたために小ぶりなストーリーになった感があります。
時間が経ち、私もいろいろな改革現場を経験してみると、いすゞ自動車のような大手企業が参考になるヒントが伝えきれていないことに気づきました。
いくつか挙げると、
推進組織をつくらない
脱中心
やりたい人が、やりたいやり方で、自由にやる
取り組んでいる人が主役
などですが、いつか機会があったら紹介したいと思います。
手塚利男
株式会社プロフェスのミッション:
『出会いから改革の思いに火をともす』
★手塚利男の『ギスギスした職場はなぜ変わらないのか』(Nanaブックス)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901491873/
★通信教育用テキスト本『活気あるチームのつくり方』手塚利男/アイ・イー・シー
http://www.iec.co.jp/products/course/business_skill/tu-04790/tu-04790.html
カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと