人生で影響を受けた本ってある?
2013/01/28
久しぶりのブログ。
先日、妻との話(何の話かあまり覚えていないが・・・)で、人生で影響を受けた本ってある?と聞かれた。
「自分学のすすめ」(鈴木健二 著・ダイヤモンド社)と答えた。
昭和57年9月に初版発行された本、実際に手にしたのは1991年。
1991年といえば、いすゞ自動車の風土改革活動に一歩踏み込んだ年。
何の雑誌か忘れたが「自分学のすすめ」が紹介されており、その中の一部が紹介されていた。
仕事がうまくいかず悶々としていた時で、下記の文章が強く私の胸に刺さってきた。
どう生きても一生ならば、自分がこの世に生まれていたあかしを自分の中に求めなくてはならない。顔のよく似た子どもを一人か二人生んだだけでの人生では何の意義もないのだ。(P21)
この内容には批判される方もいると思う。
また、次の文章にも「そうなんだよなあ」という気持ちになった。
どうせ自分は歯車なのだからと考えずに、同じ歯車でも大量生産された規格品のどれを使ってもかまわないという歯車ではなくて、手造りの一品物で、それがそこになくては困るという歯車でなくてはならないのである。(P6)
大きな組織の中に組み込まれた歯車ではあっても、回される歯車ではなく自分で回る歯車になれば良い。
「社員(歯車)が会社を変える」といういすゞ自動車の風土改革と一致した。
今、振り返ってもると、この「自分学のすすめ」に出会ったことが、いすゞ自動車の風土改革活動に自分から関わっていくきっかけになった。
そういえば、私の本のことは話したが、妻が「人生で影響を受けた本」はなんだろう?
手塚利男
株式会社プロフェスのミッション:
『健全な風土づくりから健全な組織・社会をつくる』
★手塚利男の『ギスギスした職場はなぜ変わらないのか』(Nanaブックス)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901491873/
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