丁寧に説明するとはどういうことか
2012/09/25
よく政治家が「国民に丁寧に説明します」と、耳にタコができるほど聞きます。
支援しているお客様のところでも、部門方針を「丁寧に説明しています」ということを耳にします。
また、「丁寧に、時間を取って説明していますが伝わりません」ということも耳にします。
“丁寧に”とは人によっては、時間をかける、聴き手が理解しやすい内容で、ということを言っているようです。
しかし、時間を取る、わかり易い表現にする、も大事ですが、
もっと大事なのは、一方通行の伝え方ではなく、わからないことを質問するなど、相互方向のやり取りができることだと思います。
「部長が言っている、この部分がわからないのですが」
「こういうことですか?」
「こう理解すればよいのですか?」
というようなやり取りができるようにすることは必要です。
しかし、多くは一方的な説明や、質問しにくい雰囲気(会場)をつくっている場面を多くみます。
余計なことを聞かれ、上手く答えられずに場が紛糾するのは困る、
そもそも内容が自分の意図とは違う、からでしょうか?
乱暴な言い方ですが、一方的な伝え方はほとんど真意は伝わっていないと考えたほうが良いと思います。
伝わらないどころか、誤解を生んでいます。
最近、FaceBookを活用して企業も増えてきました。
是非、一方的な伝え方では真意は伝わらないということを認識してほしいと思います。
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カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと