参与観察
2012/03/04
先日、組織内意識・関係性調査をどのようにするかという話をしていた時に、「参与観察」という言葉が出てきた。
その場では質問するタイミングを逸したので後でウィキペディアで調べてみた。
以下のように説明されていた(ウィキペディアから抜粋)。
「与観察に従事する者は研究対象となる社会に、しばしば数ヶ月から数年に渡って滞在し、その社会のメンバーの一員として生活しながら、対象社会を直接観察し、その社会生活についての聞き取りなどを行う。」
これまで、上記のような長期間ではないが、工場革新支援では工場内の生活研究するために、何日か工場の片隅に立って一日中観察していた。
また、風土改革支援をさせていただいているある企業では、社員の働き方の実態を知るために、その社員の方と一日同行した。
朝、その会社のユニホームを刈り、朝礼に参加、営業車に乗ってお客様を訪問、設備の点検、夕方暗くなってから営業所に戻り、ミーティングに参加、その社員が帰宅するために営業所を出るまで同行した。
2日間だけだったが、おかげで色々なことが分かった。
今も、別のお客様のところでは、直接職場に入ることができないため、毎週会議に参加させていただき、上司と部下のやり取り、問題解決の仕方、雰囲気、など何が問題かが見えてくる。
実際の現場で起きている問題に立ち会うことができるので、効果的な提案と支援ができる。
「参与観察」という言葉は使わなかったが、現場重視で考えると当然やるべきことだし、これに近いことをしないと、私の強みも発揮できないことを改めて思った。
工場革新のコンサルの皆さんは参与観察がベースだから支援内容も説得力がある。
支援の仕方には問題のある人もいるが・・・。
会議室や研修室から出ないと真実がつかめないね。
私のミッション : 「出会いから変革の想いに火を灯す」
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カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと