組織内の問題提起のあり方
2011/11/19
オフサイトミーティングで若手の皆さんに組織の問題を話し合っていただくと経営幹部のマネジメントの問題がでてきます。
そして、経営幹部の皆さんに、「若手の皆さんはこう考えていますよ」と紹介します。
しかし、多くの経営幹部の皆さんは、そのまま受け止めていただけません。
「それは、若いからそう見えるんだ。見ている幅がせまい」
「それは、何を言っても良いと言うから、あまり考えていないことでも言ってしまうんだ」
「それは、手塚さんたちが、“なにか問題はないか”という聞き方をするから言ったのではないか」
「それは、言いやすいから問題だと思うことを気楽に言ったのではないか」
などなど・・。
気楽な場であっても、言いやすい引き出し方であっても、それがどの程度の強さなのか、は別にして、思っていること、感じていることは事実です。
もっと、別の意見も出てきます。
「そう言うことは、手塚さんや外部の人がいる場ではなく、社内で言ってくれればいいんだ」
・・・と。
これについては、はっきり言うと、
普段社内では言えない、解決できないからです。
最近、某球団でも似たような問題がありました。
内部告発的なやり方に色々な報道、見方があります。
「日本シリーズをやっているときに出す問題ではない」
「それは社内で解決してほしい」
などなど・・。
私は、こう思います。
タイミングや出し方などは考えたと思います。
「そういう形ではないと出せない何かが組織に潜んでいる。なぜ、彼はそういう出し方をしたんだろうか」という見方も必要だと思います。
『出会いから変革の想いに火を灯す』手塚利男
●手塚利男のつぶやき
http://twitter.com/tezukatoshio
●手塚利男の『ギスギスした職場はなぜ変わらないのか』(Nanaブックス)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901491873/
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カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと