「雑業務なんて言うなよ」と言いだした
2011/11/17
今日のミーティングで嬉しいことがありました。
ある会社の開発部門のマネジメントクラスの皆さんのミーティングの場でのことです
開発部門における補助的な仕事をしてくれている人のモチベーションの議論になりました
誰が、“雑業務”という言葉を口にしたときです
何人もの人から「雑業務なんて言うなよ」と言い出したのです
開発部門には専門的な知識が求められます
その仕事は誰でもできるわけではありません
一方、設計業務以外に資料の配布や会議用資料の取りまとめ、発注書の作成などあります
これまでは設計業務以外の諸々の仕事を、「雑業務」という言い方を当たり前にしていました
「雑業務とは何か」なんて定義したわけではありません
しかし、人の気持ちを考えてみると、“雑業務”と言われている仕事を誰も積極的にやりたいとは思わないはずです
この開発部門でも、「雑業務を頼むと気持ち良くやってくれない」
と言っていました
当然です
仕事に雑業務なんてありませんから
設計業務以外に補助的な仕事がたくさんあり、それを誰かにやってもらわなければ設計業務に専念できないはずです
むしろ、「やってもらってありがとう」という気持ちを持つことが大事です
今日集まった皆さんには、前回、私が東日本大震災の地、陸前高田市での草刈り作業の話をしました
同時に月刊コミ・サポ11月号(ナナ総合コミュニケーション研究所)に執筆した「地味で目立たない仕事だから、進んで取組む姿勢が職場の一体感を生む 」を読んでいただきました
そして、今日、
「雑業務なんて言うなよ」という声が挙がったのです
嬉しいですね
その気持ちを大事にしてもらいたい
『出会いから変革の想いに火を灯す』手塚利男
●手塚利男のつぶやき
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カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと