組織の中も無縁社会
2010/10/30
今夜、NHKで「無縁社会」をテーマにした番組がありました。
地域社会で大きな問題になっていますが、一方会社の中に目を向けると、そこでも無縁社会化に近い情況が起きています。
課題を達成するには、部門や部、課間の連携が必要です。
しかし部門間や部内、課内、職場の仲間同士の縁がブツブツに切れています。
良く目にするのは連携の下手さです。
陸上のリレーでいうとバトンタッチゾーンを上手く使っていない状態です。
部門間同士で、同じ場に立って一緒に考えれば良いと思いますが、距離があるのです。
バトンタッチでいうと、バトンを手渡すのではなく、投げて渡しているようです。
なぜ、一緒に考えたり、バトンを投げるようなやり方をするのか?
色々原因はありそうですが、関連する部門やバトンを渡す側と一緒に考えると、「考えなければならないことが増える。意見が合わない時には面倒だ。余計な時間が取られる。」という声が聞こえてきます。
本当は一緒に考えるほうが結果的に上手い連携ができるはずです。
本来なら部下が他部門と協力し合って仕事がスムーズに進んでいるかを見るのが上司の役割です。
各役員が協力し合っているかを見るのはトップの役割です。
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カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと