情報格差が一体感を阻害する
2010/07/10
ITが進んだ今、年齢や地域によって情報格差が起きていますが、企業内でも部門によって情報格差が起きています。
例えば社長のメッセージ。
情報が紙ベースで流れていた時には時間差があっても最終的には全社員に社長のメッセージが届きました。
しかし、今、ITが進んだことによって紙ベースで流すことが少なくなりました。
本社系やスタッフ系には割と早くITのインフラが整備されましたが、工場現場までは整備中か、今後整備されることになっているという会社も少なくありません。
そのような情況で社長のメッセージや方針などをネットで配信するとインフラが整った部署にはメッセージが瞬時に伝わるが、工場現場の1人ひとりまでには伝わりきれない。
残念ながらそんなインフラの差からも情報の格差が生まれ、一体感を阻害する要因の1つとなっています。
そんな時には、現場の管理者は社員1人ひとりに情報が伝えることが重要な役割です。
先日、ある企業で現場の社員の話を聞いたときにあまりにも社長のメッセージや方針が伝わっていないことに驚きました。
全社員が必ずしも必要としない情報もありますが、必要とする「人」には情報格差はあってはなりません。公平に伝えてほしいと思います。
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カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと