登り坂も足取りが軽い訳
2010/06/21
現場から離れ、予算管理を主に行っている部署にとっては、投資対効果の評価も大事ですが予算枠に納めるということが優先することも理解できます。
例えば、職場の風土改革活動費の補助などは特に費用対効果が見えにくいものです。
仕事でのアウトプットの変化、新商品の開発期間、品質、等に変化が及ぶまでは少し時間もかかります。
したがって、風土改革予算は経営状況が悪くなると教育予算と同じように先に削減対象になりやすい運命にあります。
そのような情況のときに、予算獲得で大事なことが社員側から経営側に「是非やりたい!」という提案ができるかどうかです。
そして、「是非やりたい!」というには、これまでの活動でどのように変化したのか、事実で証明する必要があります。
一つの方法は、多くの企業で行っている「社員満足度調査」の変化で評価することです。
今日、伺ったお客様のところでも、予算の関係で風土改革の継続が危ぶまれましたが、この2年連続して社員満足度調査結果が向上していたことが、継続を認めてもらえました。
嬉しいですね。
今日はその話を伺えたことが、自宅までの登り坂も足取りが軽く感じられたのだと思います。
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カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと