以前トヨタのことを取り上げた本が多く書店に並んでいたが・・・
2009/11/15
最近、書店を覗いてみて感じることですが、本のタイトルやテーマにトヨタの文字が入らなくなりました。
トヨタの文字やテーマにすれば本が売れたのは前のことのようです。
これまでもオイルショックのような時でも、トヨタの経営力に注目が集まりました。
しかし、今回の経済不況はどうも違うようです。
トヨタを外から見てきた者として、トヨタの強さはモノづくりの強さと言われてきたと思いますが、もう1つの強さは“きちんと売る”という営業力ではないかと思います。
ジャストインタイムの仕組が成り立っているのも、それは、毎月、変動少なくきちんと売る力だったのではないかと以前考えた時がありました。
しかし、市場が激変した今、その売る力が通用しなくなったという事が、他社よりダメージが大きいのかもしれません。
以前、ものづくりで、1台でも100台でも1台当たりのコスト、同じコストでつくろうと取り組んだことがありましたが、これもトヨタのものづくりから学んだことでした。
トヨタが再び、注目されることがくると思いますが・・・少し時間がかかるのでしょうか?
(記:株式会社プロフェス 手塚利男)
カテゴリ:ほっと一息