ギスギス解消の上司の役割
2009/05/07
多くの仕事には必ず、仕事と仕事の「つなぎ目」があります。
その「つなぎ目」において、仕事のバトンタッチが上手くいっていないためにギスギスしている場面に出会います。
ギスギスだけならいいのですが、バトンを落としたり、バトンをいつまでも離さないために2重の仕事をしたり、とロスが発生しています。
バトンタッチ あの陸上のリレー競技を思い浮かべてください。
バトンタッチが上手いチームは各ランナーがスピードを落とすことなく次から次へのバトンタッチが行われます。
仕事でも上手くバトンタッチが行われれば、もっともっと仕事の効率が上がるはずです。
そのバトンタッチが上手くいくように指導するのがコーチ、上司です。
課長だったら係間のバトンタッチ、部長だったら課間のバトンタッチ、部門長だったら部間のバトンタッチ、役員だったら事業部間のバトンタッチ、それぞれのバトンタッチが上手くいっているかを見てまずければ指導できるのは「上司」です。
当事者同士でも改善できますが、利害がからむ部署間は上司が責任をもって指導しなければなりません。
多くの組織で目にするのは、意外とその指導を自分の役割と思っていない上司が多いようにおもいます。
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カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと