介護で大事にすることと改革支援で大事にしていることは同じだった
2020/11/28
「介護支援で大切なことは何でもやってあげることではなく、失われた能力を支援し残された能力を活用してある事を行えるようにすること」
これは私が改革支援で大切にしてきたことと全く同じだ。
改革に参加している社員の持っている能力を最大限に活用して改革の目的を果たす。
ただし、コンサルタントが手取り足取りやる支援より時間がかかる。
介護支援も同じ。
食事後の歯磨きも私たちが歯ブラシを口元に持っていく時間はすっとコンマ何秒です。でも利用者さんはブルブル震える手で口元に歯ブラシを運ぶのに4~5秒かかる。
一つ一つの動作が時間がかかる。
待つしかない。
私たちがやってあげたら、歯ブラシを口元に運ぶという残された能力を失ってしまう。
改革支援でも同じ。
改革の計画づくりや知恵だし、組織内の根回し交渉、などすべてを私たちがやれば、早く結果はでるが、いつまでたっても自立できず支援し続けることになる。
最悪は、予定した改革結果が出なかったときは「それは自分たちがやりたいことではなかった」と責任を私たちに押し付ける。
介護現場での悩みは一人の利用者さんにタップリ時間を取れないこと。
やり甲斐はあるが、ありたい姿と現実のギャップに苦しむ日々。
カテゴリ:介護の仕事