キャリア
2014/09/26
二カ月ほど前だったか、娘と妻とキャリアについて話し合った。
話し合ったというより軽いやり取りでしたが、結構大事な話だったのではないかと思い始めた。
娘が、再就職活動で経験したことを話し始めた。
娘
「実務経験が大事とわかるが、“頑張りますから経験させてください”ということが全く通用しないことがわかったんだよね」
妻
「どこも即戦力を期待しているからね、育てようという気持ちはないんだよ」
妻
「大卒という学歴を持っていないとそれだけで選べる仕事が絞られるんだよね」
娘はパティシエを目指して専門学校に行き卒業後イタリアンの店に就職・・・しかし、結婚して出産、途中で辞めざるを得なくなった。
そして、再び、再就職しようとしたが、前の店は勤務時間の制約があり断念。
娘
「(パティシエの道1本に絞って専門学校に行ったが)いざ、違う職種で広く就職先を探そうとすると、結局は大学まで行っていたほうが有利なんだよね」
娘
「高校卒業時、将来何を目指すかわからないからとりあえず大学に行った同級生、その子は、今は会社勤め安定した収入・・・そのほうが良かったのかな」
何も目指すところがなくとりあえず大学に・・今は会社勤め、その子の生きがい働き甲斐はどうかわからないが・・。
娘はしっかり目的を持って専門学校へ行った。
“とりあえず大学”という選択が良かったのか?
私は、その時はベストな選択をしたと思うし、誇らしく思った。
人生は長い、いつか、その選択が良かったのか、わかる日がくると思う。
私が生きているうちにその答えがでるかわからないけどね。
手塚利男
★「ギスギスした職場はなぜ変わらないのか」(日経ビジネス人文庫)
★手塚利男の『ギスギスした職場はなぜ変わらないのか』(Nanaブックス)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901491873/
★通信教育用テキスト本『活気あるチームのつくり方』手塚利男/アイ・イー・シー
http://www.iec.co.jp/products/course/business_skill/tu-04790/tu-04790.html
カテゴリ:ほっと一息