共感できる?できない?それは幼児用おもちゃの「はじめてのブロック」にヒントがある
2014/03/26
先日、お客さまのところで、なぜ風土改革なのか、仕事の仕方や仕組みと風土の関係について話をさせていただいた時に「風土については、㈱OJTソリューションズの言っている“風土”とあなた達が言っている“風土”は同じだと思う。しかし、私は㈱OJTソリューションズの言っている“風土”のほうが共感できる」という意見をいただきました。
㈱OJTソリューションズは2002年4月にトヨタ自動車とリクルートグループによって設立された会社で、トヨタで40年以上勤務された方がコンサルをやっています。
㈱OJTソリューションズの言っている“風土”のほうが共感できるとおっしゃった方は製造部門のトップです。
私もトヨタの風土に触れる機会が少しありましたので、その製造部門のトップがおっしゃったことは良く理解できました。
また、「トヨタの育て方」(㈱OJTソリューションズ・中経出版)を読んでみると29ページまでに“風土”という文字が9回出てきました。
P27には、「人材教育には「技術教育」と「風土教育」があります。」と、書いていました。
私も共感できる部分がたくさんありました。
体験を通して受け継がれてきた話は説得力もあります。
私も自分の実体験を通して得た話をします。
しかし、聞いていただく方は色々な体験をされてきた方です。価値観も違います。
したがって、共感できる部分が必ずしも同じであることはあり得ないのだと思います。
それを、「あの人は理解してくれない」と決めつける。あるいは、何とか理解してもらおうと結局自分の考えを押し付けてしまっていることがあります。
聞いてくれる人が受け止めてくれる話(形)にして伝えていくことが大切なことだと思います。
下に幼児用のおもちゃの写真を添付しました。Amazonから引用させていただきました。
ブロックの形が、四角や丸、星形、になっていて、四角や丸、星形の穴に通して遊ぶおもちゃです。
共感し合う状況に似ていますね。
受け止める側が丸型の受け止め形をしているのに、伝える側が四角の形では相手には伝わりません。
受け止める側と伝える側が相手に合わせるような形に変わることができる。
目指したい向き合い方です。
手塚利男
(コアネットワークデザイナー&コアネットワーキングするスパイダーマン)
★「ギスギスした職場はなぜ変わらないのか」(日経ビジネス人文庫)
★手塚利男の『ギスギスした職場はなぜ変わらないのか』(Nanaブックス)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901491873/
★通信教育用テキスト本『活気あるチームのつくり方』手塚利男/アイ・イー・シー
http://www.iec.co.jp/products/course/business_skill/tu-04790/tu-04790.html
カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと