“元いすゞ自動車”という肩書の意味
2014/01/30
先日、ある大手の会社で風土改革に関する講演を行いました。
その時に講師として「元いすゞ自動車の手塚利男さんです」と紹介していただきました。
“元いすゞ自動車”という肩書きをつけていただいたことに、「そのように紹介したほうが通りやすいんだろうなあ」と思いました。
そのほうが、私に対する保証というか、講演内容の保証というか、事務局側の配慮だったかもしれません。
大げさですがビジネスの世界では“元いすゞ自動車”のほうが説得力があるということかもしれません。
そういう意味ではたくさんの体験をさせていただいたいすゞ自動車に感謝したいと思いますし、思い切って行動したことが、今に繋がっていると思います。
大組織の中の小さな歯車の一つでも、自分の意思と仲間(コアネットワーク)の助けがあれば動ける、動かせる、ということを体験しました。
いすゞ自動車には、もっともっと成長し社会に貢献してほしいと思いますが気になることがあります。
組織は生き物だと言われますが、今は良くても日々状況が変わります。今年の年賀状に、いすゞ時代の仲間から「ちょっとこういうことがあるんだよ・・・」ということが書いてありました。
その当時の私だったら動いたのに・・・、今のいすゞにはそういう動きをする人がいないんだなあと少し心配になりました。
肩書きの話題からそれましたが、今でも、いすゞ自動車に愛着をもっていますので、“元いすゞ自動車”とつくのもいいですね。私にはありがたいことです。
コアネットワークデザイナー
手塚利男
★「ギスギスした職場はなぜ変わらないのか」(日経ビジネス人文庫)
★手塚利男の『ギスギスした職場はなぜ変わらないのか』(Nanaブックス)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901491873/
★通信教育用テキスト本『活気あるチームのつくり方』手塚利男/アイ・イー・シー
http://www.iec.co.jp/products/course/business_skill/tu-04790/tu-04790.html
カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと