自分も改革に関わらせてほしいと思っているのに敬遠される理由
2013/07/31
風土改革で「私ならこう進めるというアイディアを持っている。私のほうが成功体験も失敗体験もしているから経験を活かせるはずだ。だから私にも相談してほしい、関わらせてほしい」と思っている人がいます。
しかし、声がかかりません。
逆に敬遠されている感じがします。
誰もが経験も実績も認められている人なのに・・・。
なぜか、
私もその一人だったと思います。
今も、その尾を引いていますが・・・。
私は、いすゞ自動車での風土改革活動経験やその他の企業の支援で経験したことには、失敗も含めて、こうすれば上手く改革を進められると思っていました。
それが、いつも、私の言動になっていました。
他の風土改革のコンサル(経験が浅い人)から相談を受けた時にも、お客様のため、そのコンサルのためと思って、シナリオや進め方の提案をしました。
しかし、その提案はおしつけになっていました。こうすべきだという強いおしつけになっていました。
毎回、おしつけになってしまうような人に相談も、関わってほしいとも思わないのは当たり前です。
私は、風土改革のシナリオ(道筋)は無限にあると思います
シナリオの考え方にはその人の生きざまが反映されているのではないかと思います。
したがって、10人集まれば、10人の生きざま、10人のシナリオができる。
しかも、10人とも「自分のシナリオなら上手くいく」と思っています。
よほどおかしいシナリオでなければ、(お客様の)目指す方向があっていればそのシナリオで改革が進むような意見や関わりをすれば良いのはないか。
この一年で強くそのように考えるようになりました。
手塚利男
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カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと