次から次へと新商品を出せる強さはどこからか?
2013/03/23
こんにちは、ひさしぶりのブログです。
今回も誤字脱字がありましたらお許しください。
今週の月曜日(3月18日)大手メーカーのBPR推進部が主催する講演会で講演させていただきました。
テーマは「改革が進む職場に変える!」です。
いつも講演の資料はお客様に合わせてほぼ全部作り変えます。
理由は毎回同じ内容だと自分が納得できないのです。これまでも、一度も納得のいく講演はできませんでしたから・・。
また、講演が終わるとすぐに「こんな内容にすればよかった」と次に備えて作り直します。
なかなか次の講演依頼はきませんが(笑い)。
今回のテーマは「改革が進む職場」としましたが、別に言い換えると「改革が進む職場風土」になります。
今回、講演資料をまとめるにあたって、改革が進む職場風土とはどういう風土か、これまでの支援活動を振り返ってみました。
その時にある企業の経営者の方からお聞きした話を思い出しました。
その企業が他企業と交流会を行ったときに「あなたの会社はなぜそのように次々と新商品を出せるのですか?」と質問を受けたそうです。
どのようにお答えされたのか分かりませんが、私にはどこが他の企業と違うのかわかりました。
それは、風土が違うのだろうと思いました。
「・・・・だろうと思います」という言い方は安部首相の国会答弁のクセを真似させていただきましたが(笑い)。
クセなのか、意識して、仰っているのかわかりませんが・・。
話を戻します。
その企業は現場が強く、リーダーの決断が早く、ある程度目途が立てば商品化して世に出すスピードが早い。
そのために部門間の対立などもある。
しかし、私から見ると、他の企業と違うところは、ヤラサレ感、受け身、被害者意識、が弱いように思います。
組織ができた瞬間から、必ず、ヤラセやヤラサレ感、受け身、被害者意識、が出るものですが、この企業ではそれが強く出ないということです。
ヤラサレ感、受け身、被害者意識、の風土にならないように常に意識しながらマネジメントのあり方を考えています。
「改革が進む職場づくり」を常にしているということです。
そのツールとして、変革意欲のある社員が満足できているか、そういうマネジメントができているかを定期的に診断しています。
一般的な社員満足度調査とは違う点もこの企業らしいと思います。
次から次へと新商品を出す仕組みや制度はマネできても、風土は簡単にはマネできないと思います。
トヨタ生産方式と同じですね。
手塚利男
株式会社プロフェスのミッション:
『出会いから改革の思いに火をともす』
★手塚利男の『ギスギスした職場はなぜ変わらないのか』(Nanaブックス)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901491873/
★通信教育開講中「活気あるチームのつくり方(手塚利男/執筆・指導講師)」
http://www.iec.co.jp/products/course/business_skill/tu-04790/tu-04790.html
カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと