クッション役、異質な視点の提供役
2012/03/01
昨日の早朝、羽田は雪と雨が混じって降っていました。
離陸して雲の上に出ると快晴・・・当たり前だね。
昨日と今日、お客様のところでオフサイトミーティングの支援でした。
私の役割はコーディネーターではなく、クッション役と異質な視点の提供役。
ビリヤードのイメージ。
そもそも、自ら議論したい、考えたいと集まった場にはコーディネーターは必要か、
と疑問に思うことがあります。
無理やり集めた場には必要だと思いますが・・。
いすゞ自動車時代でも100人委員会やオフサイトミーティングの場を作りましたが、
参加したい人だけが参加していましたから、自分たちで自作自演の場を作っていった。
場づくりの手伝いはしても、始まったら自由に議論してもらった。
少し時間はかかりますが、そこで自ら発言した人は、自分でも行動しました。
仮にコーディネーターに入って深い議論になったとしても、無理に発言したり、しつこくほじくられたりして出た意見は、自らの行動にはつながりにくい。
二回目は出たくないという気持ちになる。
時々、無理してコーディネートする時があるが、私もメンバーも疲れてしまう。
疲れたから深い議論かというとそうでもない。
深堀して満足しているのは我々コーディネーターかもしれないなあと思う時がある。
出来れば、私のスタンスは無理に深堀はしたくない。自由に話し合ってほしい、自由に話すことを大事にしたい。
しかし、自由にやってもらうことは度胸も必要。
結果は自分の責任として受け止めなければならないから。
今回も自由に議論してもらった。
次回はどうするのかも自分たちで決めてもらった。
私の役割は、クッション役。
目の前の人に言いたいが、慣れないうちは、私に向かって話す。
私に向かって言ったことは、目の前にいる人にも聞こえるから、直接ではないが間接的に言っていることになる。
案の定、時間が経って場になれてくると言いたい人に向かって発言するようになる。
私はクッション役から異質な視点を提供する役に変わる。
私のミッション : 出会いから内なる使命感に火を灯す
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カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと