社内報に涙
2011/08/03
私が組織風土改革支援をさせていただいているお客様の社内報を読んで涙してしまいました。
3.11の東日本大震災で仙台や盛岡、いわき、などの東北の支店で、社員の皆さんが震災発生時からどのように復帰してきたのか紹介されていました。
被災し、行方のわからない社員を必死で探す仲間や上司、ボロボロになりながら支店に戻ってきた社員、社員の家族が一緒になって支店で過ごした様子、涙の再会、あらためて社員の絆以上のものを感じることができたとありました。
失ったものは計り知れないが、改めて取り戻したこともある。それは人と人との絆。人と人とのつながりの大切さだと思います。
しかし、多くの企業の中に目を向けてみると、相変わらずギスギスした人間関係が見られます。
原因は「情報が正しく伝わらず、誤解や不信感、不平不満がたまっている」、「職場の仲間が苦戦していても助ける余裕がない」、「経営方針が組織の隅々まで伝わらず、取組み課題がバラバラな状態になっている」、「責任の押し付け合いによる部門間の対立」、「優先課題を整理せず一方的にやらせる上司への不信感」、などがあります。
組織の中で何かをやる度にギスギスするということは貴重な社員のエネルギーをムダにしているということに気付いてほしいと思います。
特にマネジメント層の方に気付いてほしいと思います。
●手塚利男のつぶやき
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カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと