歯車の一部だなんて嘆いていないでチャレンジしたらどうですか!
2011/08/02
「歯車の一部だなんて嘆いていないでチャレンジしたらどうですか!」
これは、自動車メーカーの開発部門の社員が東京都墨田区の中小企業グループの経営者・社員と交流した時に自動車メーカーの社員が言われたことです。
自動車メーカーの社員は「ライバルメーカーがまだ取組んでいない研究開発に取り組まないとライバルメーカーに勝てないことは分かっているが、所詮、我々は組織の歯車の一部、仕事は遅れるな、失敗をするな、と言われてチャレンジな課題に取り組めないことが歯がゆい」と言いました。
それに対して、東京都墨田区の中小企業グループの経営者から、「私たちのように小さな会社はちょっとした失敗でも会社がつぶれてしまいます。あなたたちのような大きな会社では多少のチャレンジをして失敗しても会社がつぶれることはないでしょう。もっとチャレンジしてはどうですか。1人ではできないことも大きな会社だから大きなことができると夢を持って入社したのではないですか」と言われました。
自動車メーカーの開発部門の社員にとって叱咤激励された場であったことは言うまでもありません。
この交流会の場づくりを支援した私にも、東京都墨田区の中小企業グループの経営者が、「1人ではできないことも大きな会社だから大きなことができると夢を持って入社したのではないですか」とおっしゃったことがいまだに耳に残っています。
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カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと