怒られるのは1度で良い?
2011/05/16
これならできるという改善計画を示せば「そんなに時間がかかるのか!」「もっと早くできないのか!」「ヤル気があるのか!」と叱られる。
その時、「この計画でなければできません」と反論すれば再び「ヤル気があるのか!」と叱られる。
これで、2回叱られたことになる。
そして、圧力に負けて納得してもらえる改善計画に修正する。
しかし、途中で状況が変わって計画通りにはできず、「なぜ、出来なかったのか」と叱られる。
この状況を予測している人は、無理だと思う計画でも納得してもらえる計画を作る。
案の定、計画は承認される。
しかし、元々無理なできない計画なので計画通りにはいかない。
最後は「頑張りましたができませんでした」と言い訳する。
“頑張った”と言う言葉に弱い私たちは許してしまう。
これが叱られたとしても1回で済む、サラリーマンの知恵。
しかし、この知恵も、今回の原発事故の復旧計画に悪用されると危険。
嘘の、出来ない計画を立てさせないようなリーダーシップが必要。
周囲の目も、嘘を言わざるを得ない状況を作ってはならない。
手塚利男
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カテゴリ:組織変革