アンケート調査に見える回答する側の関心いろいろ
2010/12/23
最近、いくつかの企業でアンケート調査に関していろいろ感じることがありました。
アンケートに対して回答するという協力行為についてです。
私も色々な場面でアンケートを求められることがあります。
例えば、ホテルを利用した時、コンタクトレンズを購入した時、等。
回答にそんなに時間がかかりませんから、協力できないことはないのですが、よほどのことがない限りアンケートに協力することはありません。
「サービス内容に不満がある」「もっとこうあってほしい」ということが特に無い限り、面倒が先行してしまいます。
企業内における他部門との仕事の質を問うアンケートでもそうです。
課題の大きさにもよりますが、自分たちの課題を進めるためには関連する部門の仕事の質にも要求したいことが出てきてもおかしくありません。
しかし、自分たちだけで解決できる程度の課題の大きさだったり、他部門の仕事に対して無関心な場合には要求も期待もありません。
相手部門の仕事の仕方にも関心がなければ、部門間のサービスを問うアンケートにも無関心になるように思います。
「何も問題や要望はない」・・・それはそれで良いように思いますが、逆に考えると、今の課題が小さいということも言えると思います。
大きな課題や難題に取組む場合には他部門との協業が増えてくる、そうすると、他部門に対する要望も出てくる、他部門に対する関心もでてくる、アンケートにも協力する・・・。
「どうせ協力し合えない」という関係性にも問題が潜んでいるのかもしれません。
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カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと