連携力
2010/12/11
「ウチはチーム戦ではなく個人戦になっている」
先日はある企業の部門内や部門間における仕事での連携について議論しました。
開発から生産、販売において各部門が上手く連携しなければ効率の良い仕事ができないことは誰でもわかることです。
また、どこかの部門や誰か一人だけ頑張っても全体として効率が上がるかというとそうでもないことが多くあります。
個人競技は別にして、バスケットボールやサッカーなどはいくら1人が頑張っても勝てないことは誰でも理解できます。
しかし、そういう場面でのことは理解できても仕事になると個人の頑張りに期待し、チームとしての仕事ができているかという疑問を持たないマネジメントの人たちが意外と多いように思います。
背景に、マネジメントする人も課題を持っていて部下がどのような仕事の仕方をしているのか見えていないこともあるようです。
また、あまりにも課題が多すぎて管理できないということもある。
バスケットボールの試合でいうと、各選手が互いにカバーし合うことなく自分勝手なプレーをしているのに監督はよく見ていないという情況。
アヒルは水面を優雅に泳いでいるのを見て上手くいっていると思っていたら水面下では必死で、足をバタバタさせている状態。
部下の言動を良く見ていれば分かるはずだがその時間さえない状態。
そのマネジメント層がそういう仕事の仕方をしている理由に、更にその上の役員層にも課題があります。
課題が多すぎるということもあります。
今のマンパワーで多くの課題に取り組むのが無理ではないかと分かるはずですが優先する課題を絞り込めないということがあります。
バスケットボールでいうと選手の実力以上に無理な戦略を立てればチームの連携も壊れるということです。
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カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと