研修の場では変革のエネルギーは引き出せないのか
2010/08/17
8月15日のブログでも少し触れましたが、私がいすゞ自動車での風土改革の世話人として議論の場づくりをしていた時は「100人員会」というネーミングでテーマは「なぜ赤字になるのか?」でした。
開発、生産技術、製造、営業・販売、人事、など多くの部門で本音の企業再生を目指して議論が行われました。
その時点ではまだ「100人委員会」の場が主体でした。
その後、全社に網を貼るように部門間の連携や情報の活性化、マネジメントの視点を変える、等を目的とした研修スタイルでの「オフサイトミーティング」を展開しました。
オフサイトミーティングでの効果はありましたが、ダイナミックでリスキーな改革活動が行われたのは「100人委員会」を主とした活動だったように思います。
理由はハッキリしています。
多くのオフサイトミーティングは指名されての参加、100人委員会は自らの意思で「会社を変えるために自分の意見を言いたい」と強く意思を持って参加しました。
この差が、後の変革活動に繋がるのか繋がらないのかの差になるのは当然です。
最近、過去のやり方についてふり返ってみることが多いのですが、効果があると思ってきたが本当に効果があるのかきちんと考えてみたいのです。
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カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと