取材から課題と活路が見えてくる
2010/06/16
先日、「企業と人材」誌からの取材を受けた話をブログで紹介させていただきましたが、取材のテーマから世の中で求められている課題が見えてきます。
今回の取材のテーマはコミュニケーションに関係したものでした。
私が、取材の中で「今の経営者や管理職の意識として、コミュニケーションに対する優先順位が低いですよ」と申し上げました。
それは、私自身が風土改革支援現場で見聞きしているからです。
しかし、取材担当者は「おかしいですね」と。
経営者や人事に対するアンケートでは組織内でのコミュニケーション不足を認識しているし、必要性を強く認識しているようですとおっしゃいました。
おかしいですね。
私は、実際の職場では目先の課題を優先し、話しあいに使う時間がどんどん短くなっていることを伝えました。
たとえ、経営トップや人事部門が「コミュニケーションの時間をきちんと取るように」と指示をしたとしでも、上司が「ウチはそんな時間はないよな」と言ってしまうと・・・結果は見えてきます。
次から次と課題が降りてくる情況は各社同じです。コミュニケーションの優先順位の付け方で企業間競争に差が出てきます。
それは、「社員の考える力」の差になって出てきます。
●手塚利男のつぶやき
http://twitter.com/tezukatoshio
●手塚利男の『ギスギスした職場はなぜ変わらないのか』(Nanaブックス)
http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4901491873/
●DVDのご案内
手塚利男の『ギスギスした職場はなぜ変わらないのか』がDVDになりました。
≪サンプル動画あり≫
→ http://www.bbook.jp/seminardvd/20090726.html
●「活気あるチームの作り方」株式会社アイ・イーシーの通信教育2010年新コース
http://www.iec.co.jp/products/course/business_skill/tu-04790/tu-04790.html
カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと