社長方針や部門方針、カベに貼るものではない
2010/03/27
先日、風土改革の支援を行っている企業で工場トップの方のお話を伺った。
「私は、こういう工場にしたい!」という強い思いを感じました。
しかし、その思いが社員に伝わっていないともおっしゃっていました。
お話を伺っていて、「今日の話は、あの会議室に『工場の方針』と題して額に入って掲示してあったな」と思いだしました。
私たちも、工場の社員と話をしていても、工場トップの思いと社員の行動とは大きなギャップがあると思いました。
トップの思いと社員の行動にはギャップがあるのは当然ですが、ギャップがあるのは当然と受け止めてししまって、ギャップを埋める対策をしていない企業も多いように思います。
社員は「工場の方針はあるけど、事業部の方針に沿って仕事をしているから・・」と思っています。
会議室や役職者の部屋に「社長方針」や「工場方針」などを額に入れて掲げているのを目にします。内容も何を大事に仕事をするかという考え方を示しているのもが多いです。
「方針」は壁にあるもの・・ではなく、「方針」で求められている考え方や行動を一度は真剣に考えてみてはどうでしょうか。
(記:株式会社プロフェス 手塚利男)
★通信教育2010年新コース「活気あるチームの作り方(手塚利男/執筆指導講師)」(3月開講)
http://www.iec.co.jp/products/course/business_skill/tu-04790/tu-04790.html
カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと