働き方にも組織の体質・風土が表れている
2009/12/13
先日、ある会社で「生産性」について意見交換をしました。
その会社は一般の製造会社とはかなり異なる常識を持った業界に属していますが、どんなに常識が違う会社でも、一口で言えば「決めた時間に如何に効果的に価値のある仕事をするか」に尽きます。
時間の使い方も、いくらでも時間を使っても良いということはありません。
多くの企業でも残業についてはあいまいな運用になっているのを目にします。
悪い習慣だと思いますが、いまだに“付き合い残業”とか、頑張りを示すための“頑張っています残業”、“生活給的残業”、などなど、残業の在り方を見てもその会社の風土・体質が見えます。
日本だけでしょうか? 「夜遅くまで頑張っているね」と褒めるのは。
いまだに、仕事の質より、長い時間働くことが評価されるという傾向が根強く残っている職場が多いように思います。
使う時間を社員任せというのも問題ですね。
ただし、社員1人1人がコスト意識と自分の果たす使命を自覚して時間管理ができれば話は別ですが・・。
日本人の仕事の生産性が低いと言われています。
みんなと一緒に残っているから頑張っているとか、頑張っているフリなど悪しき習慣を変える必要があります。
(記:株式会社プロフェス 手塚利男)
カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと