「それならプレゼンする人が資料を作ってよ」と、部下は言っています。
2009/11/26
今日は、お客様のところで「仕事の質を考える」という研修の支援の一環で、「ムダを考える」というテーマで情報提供させていただいた。
その後、ワークショップで自分たちの職場でムダなことを「やめる」「減らす」「変える」というキーワードで業務改善について話し合っていただいた。
その中で、若い人たちから出た話が印象的でした。よく聞く話でもある。
上司が部下にプレゼン資料を作らせるのだが、「君の考えで作ってごらん」と言うという。
大枠の内容や方向性、使い方、も知らせないで・・・。
また「君の成長のためだから」と言うらしい。
「君の成長のためだから」と言われると弱いですよね。
曖昧な指示で資料づくりをうける部下にも問題があるが、依頼をする側にも問題あり、です。
部下は部下なりに、自分の出来る範囲で作成して上司に見せると、「違う」・・・「これも違う」・・・と何度もり返し、最後は「俺が作ってほしいのはこういう内容だ」と言う。
部下は、「それなら、もう少し、事前に説明してください!」心の中で叫ぶことが多いという事です。
こういうやり取りは1回か2回ぐらいはあっても良いと思うが毎回では、育成どころかモチベーションを下げてしまいます。
また、時間をムダに使わせていることになります。
私は、本来なら、プレゼンする人が資料を作ったほうがよいと思っています。
(記:株式会社プロフェス 手塚利男)
カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと