赤ちゃんの紙おむつの売上より大人用の紙おむつの売上が多いという話
2009/10/28
今日は、風土改革支援を行っている会社で「ミッション経営研修」のお手伝いをしました。
今期、方針・課題展開型のマネジメントからミッション型マネジメントに変わりました。
大脳系型のマネジメントから自律神経系型のマネジメントに変えようと言うことです。
理由は、刻々と変化する情況に柔軟に対応していくには期の初めに決めた課題に沿って活動するというやり方では変化に柔軟に対応出来ないと判断したからです。
「ミッションから外れていなければ、情況に合わせてどんどんやることも変えなさい」ということです。
先に社長から会社を取り巻く状況や、これからやろうとしていることについての情報提供がありました。
「君はどう見ているか?」と社員に質問しながら・・・。
その話の中で、「少子高齢化」を示す事として(タイトルに書きましたが)、赤ちゃんの紙おむつの売上より大人用の紙おむつの売上のほうが多いということを上げました。
とても説得力のある話でした。
市場も刻々と変化します。
そんなときに、いちいち上司の判断を待って行動しなければならない仕事の仕方では、場合によっては対応が遅れてしまい、取り返しがつかないこともあるはずです。
今日の研修は、状況が変わったときに、「部門や部・課のミッションから自分たちは何をやるのかを考える」というものでした。
これまでの「やることに」については作業項目の羅列だったものが、「ミッション」を受けて、同じ作業でも内容がどう変わるかということが興味深いものでしたが、先の社長の「紙おむつ」の話もとても印象的いでした。
2週間ぶりの松山出張、台風が過ぎ去って天気の良い日でした。
カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと