製造と技術が一緒に考える意味
2009/05/13
今日、風土改革支援先で、ある課題を解決しようとしたときに、「製造の担当と技術の担当と役割分担をして、それぞれが考えてやれば良いのではないか?」という意見が出ました。
課題によって解決責任は製造部だったり、技術部だったりします。
だから、分かれて、それぞれが考えれば良いのではないかというわけです。
しかし、一緒に考える意味があるのです。
例えば、作業効率を上げるという課題があったとします。
この場合は、技術的な解決策が必要であっても、製造側がどのような作業手順でやるのか、どこを自働化すれば安全で作業効率が上がるのか、は、技術部だけでは考えられません。その知恵は製造側が持っています。
もし、技術部だけで進めた場合は高価な投資になると思います。
製造部の使う側の知恵が安価な投資に繋がります。
そのためには、一緒に知恵出しが行われることが必要です。
そのためには、知恵出しの「場」が必要です。
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カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと