一人の強い思いと強烈な粘りが改革の起点となる
2009/04/24
今日は“飛んで”日帰り出張。お客様に改革活動のその後の状況確認のために飛んできました。
巨大な石のような課題を進めるのは、やはり一人の強い思いと強靭な粘りです。
今日はその巨大な石がようやく動きだしたと実感しました。
風土改革に取り組んだばかりの時は、部門間の関係がギスギスした状態。
それが、互いにやり取りができる関係にまで変わりました。
しかし、それだけでは仕事の変化と成果には結び付きません。
変化を成果に繋げるためには、挑戦的な課題に取組み、形になって始めて成果と言えます。
ただ黙っていても挑戦的な活動は起きず、関係性が良くなってストレスが緩和されるだけです。
挑戦的な活動を起こすには“強い思いを持った1人”がいるかいないかで変わってくる。
今回、それが動きだしたことを実感しました。
私の著書「ギスギスした職場はなぜ変わらないのか」にも、改革の起点は“思いを持った1人”となるとかきました。
どんなに風土改革活動し易い環境を作っても、誰かが一歩踏みださなければ事は起きないのです。
「変わったらいいなあ」だけでは変わりません。
「私が変える!」「何とかしたい!」という強い思いが一歩踏み出すエネルギーになります。
一歩踏み出した時に、必ずと言っていいほど賛同してくれる仲間ができてきます。
一人、二人、と輪ができる。
それでも、その中で、より思いの強い人の存在が必要です。
今日は変化を確認できて気持ち良く帰ってきました。
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カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと