風土改革に「終了日」は存在しません
2009/02/10
今日はある会社の風土改革支援活動の報告書をまとめていました。
この会社の風土改革のお手伝いを始めてから7年目に入りました。
私たちコンサルの間でよく議論になるのは、風土改革の効果を何で測るかということです。
経営者は最終的には経営数値に変化がでることを望みます。当然です。
しかし、ここで問題なのは、効果を焦って風土体質の本当の問題を探究も浅いままに仕事のやり方や仕組みに手を付けることです。
社員の意識や常識は短時間では変わりません。ある程度時間がかかります。
その時間がかかることを了解していただいて支援させていただくには私たちに対して信頼をしていただくことが必要です。
そのためには、なぜ時間がかかるのか、支援するポイントは何か、外の人間ができることと社内の人間ができることを明確にしなければなりません。
「風土改革は時間がかかるから」と言われたらどうしてそう思うのかをお客様側と向き合って、そのように受け止められる理由を明確にしていく必要があると思います。
風土改革に「終了日」は存在しません。
最終的には自前で変革し続ける力を付けることが必要です。
根気も必要ですし、仲間も必要です。
今日は家族の誕生日でした。
カテゴリ:風土改革支援現場に立って思うこと